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2015年04月06日

朝のバトン

花冷えの候、皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか?

先週末は、例年関わりを持たせていただいている企業の新入社員研修でした。
今年は、途中入社の新人さんも含めて全国各地から多数の方がご参加でした。
新人の方々に、「ホスピタリティマインド」について語る機会を頂けることは、
その企業の誠実な人材育成のあり方も伝わってきて、
とても嬉しくやり甲斐を感じます。

講師としてお伺いする際は、あらかじめ受講者名簿を頂いているので、
受講者のお名前等は確認して臨みます。
今回の研修の朝、その会社の玄関先で、
たまたま一人の受講者らしき青年と出会いました。
私のことを研修講師と気づかれたのか、
「おはようございます。○○ ○○○と申します。」と、
ご自分のお名前をフルネームで名乗ってくださり、
「どうぞよろしくお願い致します。」と
丁重なご挨拶をしてくださいました。

フルネームで名乗ってくださったことで、
受講者名簿に載っていたお名前だと、私は気づくことができました。
ご自分のフルネームを名乗られた青年の、何気ない朝のご挨拶から
新人として、緊張感をもって一日研修に臨もうとされる
こころのあり方が十二分に伝わってきました。

研修講師として、その青年との朝の出会いは、
一日の活力のバトンを渡されたように感じました。

誠実なご挨拶は、いつだって清々しい気配を感じさせてくれるものですね。
特に、朝のご挨拶は、一日の活力のバトンを相手に渡すように、
私もその青年を真似たいと思いました。

菜種梅雨に桜が舞い、春のバトンも次へ渡されているようです。
posted by kobe-hospitality at 17:28| Comment(0) | 日記

2014年12月31日

日常遣いのホスピタリティ

2014年大晦日となりました。
皆さまにとって、どのような一年でしたか?

ブログ更新が1年に一・二回となっております失礼をお許しください。
今年の主な活動は、学校関係、官公庁、企業研修に加えて、
社会福祉法人とNPO法人でホスピタリティ研修をさせていただきました。

研修が終わると受講してくださった方からよく言われることがあります。
ホスピタリティの研修というと、マナー系の話が主だと思っておられる方が多いので、
「こんな研修とは思わなかった」
「堅苦しくなくてよかった」
「あっという間の時間で、心が軽くなった」
「自分が本当にやりたいことに気づいた」と。

ホスピタリティの表現には、人へのマナーも大切なことですが、
それよりも、人と人の関係性において、
思いやりやわかち合う気持ちのありよう、心のあり方が最も大切と考えます。
なので、研修では、ペアになって、
自分の思いや感じている気持ちを互いに語りあっていただく時間を多くとるようにしています。
語っているうちに、自分が何を大切にしようとしているか、
人とどのような関係性を創った時に、自分らしく存在できるか、
自ら気づいていかれる研修なので、終わった時は、皆イキイキとしたお顔となります。

私は、本音が語りやすく、受け取りやすい場づくりをして研修のリードをするだけで、
主役は受講者の方々です。
皆さん、本音を語り合い、受け取り合われるので、スッキリされるようです。
すると、自ずと、ホスピタリティマインドあふれる空間が広がるのです。

その瞬間が創り出された時は、会場に自然と満面の笑みが溢れ出てきます。
初めは、ぎこちなく語り合っていても、
旧知の間柄であったかのように、打ち解けて寛いでこられます。
その時が私も一番嬉しくやり甲斐を感じます。

研修の意図は、受講者の方々に日常遣いのホスピタリティを感じていただき、
ご自分の日常で発揮していただくことです。

2014年の活動に感謝して、2015年も意図に立って、
日常の中にホスピタリティあふれる空間が広がるように活動して参ります。
皆さまも、ご自分の持つホスピタリティマインドを十二分に発揮されて、
来たる年もご自分らしくイキイキとお過ごしください。





posted by kobe-hospitality at 14:51| Comment(0) | 日記

2014年01月17日

Practice Hospitality!  〜日常遣いのホスピタリティ〜

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。


今日で、阪神淡路大震災から19年が経ちました。
あの時の経験は、今も明確に記憶しています。

私は、大震災の前年に母を病で亡くしました。
その時、「これからは私をママだと思って。」と言ってそっと抱きしめてくれた、
第二の母と慕っていた女性が、芦屋のマンションで一人暮らしをしていました。

震災の朝、ずっと電話をかけ続け、一旦ラインが途切れたものの、
電話のコールの音が聞こえるので、
電話が鳴る状態なら大丈夫。
ご近所の方と非難しているものと思っていました。

しばらくして、NHKがテレビで震災で亡くなられた方のお名前を放送し続けました。
私は、知り合いの名前が出ないことを祈りつつ、
目をそらすことができませんでした。
そんな中で、その女性の名前が出ました。
ハワイ出身の日系二世だったその女性の名前はめずらしい名前で、
その名前と年齢から、直ぐ分かりました。
私は実の母が亡くなった時よりも泣きました。

戦後、百貨店の通訳として永年働いてきたその女性は、
優しく陽気な声で、「Hi! KAYO」と私の名を呼びながら、よく抱きしめてくれました。
若かった私に、ハグの温かさや寛ぎ感を教えてくれた女性です。
いつも惜しみない親切で、私を迎え入れてくれました。

ハワイに帰国する度に、まだ日本で発売されていなかった紫の白髪染めを買ってきて、
『日本に売ってないのよ。』と言いながら、いち早く薄紫に毛染めしたお洒落な人でした。
ハイカラ神戸を生きた女性の一人です。
いつも笑顔を絶やさない彼女の行動は、ホスピタリティにあふれていました。
見事に生きぬいた女性を、懐かしく思い出しています。


阪神淡路大震災を経験した街は、暗く重く悲しみ一色と感じましたが、
生かされている命の重みも、痛感した時でもありました。
助け合いや支えあう気持ちが、街の中に、私の周りに、あふれていました。
あの時、日常遣いのホスピタリティを提供され、人の温かさに触れ、
私の中に、強く『ホスピタリティマインド(Hospitalityの意志)』が芽生えたと思います。



改めてホスピタリティマインドについて探究してみました。

ホスピタリティは、命を大切にしようとする意志の態度(生きる在り方)であり、
瞬時に相手に伝わる性質を持っています。
ホスピタリティを感じる時は、
      『親切』 『配慮』 『寛ぎ』 を実感した時です。


ホスピタリティは、特定の場所で繰り広げられる特別なことではなく、
極々、誰の日常の中にも存在する「相手に対する優しい思いやりの気持ち」の表れです。
いつでもどこでも誰にでもできることです。
ただ、それを、自らが生きる場所で表現しようとする「意志」がなければ、
行動できないものでもあります。

その人の「意志」は、その人の「態度」に表れます。
教えられてできるものでもなく、また義務感から行うものでもなく、
自らの「意志」を持って行動するところに、
その人ならではの「ホスピタリティマインド」が感じられます。

今、多くの日本人が、大切にしようと思っている気持ちでもあり、
個人の権利と自由を尊重する時代に欠落しがちな気持ちだと言えるのではないでしょうか。


ホスピタリティマインドには、以下の3つの要素があると考えます。

1 人をひきつける魅力を持っている。
2 偏りなく、対等である。
3 相手を愉快に寛がせる。


私は、百貨店人として長く暮らしてきたので、
「ホスピタリティ」は、若いころから親しんだ言葉であり、
特に、阪神淡路大震災後、百貨店の販売サービスに基づく教育を担当するようになってから、
自分の探究テーマとして取組んできたことでもあります。
それ故に、私自身が、ホスピタリティマインドの魅力にとりつかれていると言っても過言ではありません。


ホスピタリティマインドの欠落による顧客からのクレームは、
販売員のちょっとした配慮のなさや、丁寧な言葉遣いの裏に潜む横柄な態度であったりします。
顧客は、販売員の人となりから発している「非言語」に一喜一憂させられるのではないかと思っています。

ホスピタリティマインドあふれる販売員は、顧客対応だけではなく、
従業員同士でも親切で魅力的な笑顔の持ち主です。
その人が持つパーソナルスペースが入りやすいので、人が寄って来て寛いで話しかけます。
「人はあなたのムードに話しかける」の言葉通りです。
すると、自ずと接客回数が増え、顧客の信頼を得て販売成立数も上がります。
ホスピタリティマインド溢れる人は、企業にとって利益を生み出す人です。
私は、そんな販売員を沢山知っています。


サービスの分野だけでなく、ものづくりの技術者も、企業で働く人も、官公庁で働く人も、
教員も、介護・看護の分野に携わる人も、子育てをしている人も、皆、誰かと共存しています。
人と関わりあって生きるには、ホスピタリティマインド醸成が必要ではないでしょうか。


ホスピタリティマインドを醸成するには、「非言語を聴く力」を養うことに尽きると考えます。
相手の言葉にならない気持ちを感じとること。
ノンバーバル(非言語)のコミュニケーション力を伸ばすことです。



それには、少し訓練が必要です。
日頃、講座で私がおすすめしていることをご紹介します。


これを読んでくださっているあなたは、ご自分の心の声を聴いていますか?
ご自分の本当の気持ちを聴いていますか? 気づいていますか?


もし、辛い、苦しいという気持ちがあるなら、その気持ちを受け取っていますか?
「そんなネガティブな気持ちは、あってはならない。」としていませんか?
もし、嬉しいと言う気持ちがあるなら、心からその気持ちを味わっていますか?
かくしていませんか?


自分の気持ちを認めていなければ、人の気持ちを認めるのはもっと難しいのでは?
ぜひ、自分の中にある気持ちに耳を傾けて下さい。
どんな気持ちも「あってよし」と認めてみてください。
自分で自分の気持ちを認めることは、素晴らしいことと思うのです。
泣きたい時は、思いっきり泣けばいい。
怒っているなら、怒っている自分も居ていいと認めてみる。


私は「自己承認」と「他者承認」は表裏一体と考えます。
自分の中にある気持ちを認めることが出来るから、他者の気持ちも認めることが出来るのでは?
良い悪いで評価するのではなく、ただ認めるだけでよいと思うのです。
「ああ、私はこんな風に感じているのね。」と、認めるだけ。
その気持ちが、「あなたは、そういう風に感じているのね。」と素直を認めることにつながるかと。
あなたと私の考え方の違いを素直に認めることができたら、
歩み寄りの一歩になるように感じます。


ふと、自分の気持ちを聴いてみる時間を意図的につくってみる。
欲望も野望もあってよし。
弱音も嘆きもあってよし。
その上で、「どうしたいの?」と自分に問いかけてみたら、
本当にやりたいことが見えてくるかも。


この訓練が、「ホスピタリティマインド」を醸成していくことに繋がると考えます。
自分のことで精いっぱいの時は、他者を思いやることなどできないと思うのです。
そんな時は、辛い気持ちを引きずってしまうのでは?
いっぱいになった気持ちを、一つずつ聴いてみる。
言葉にならない心の声を聴いてみる。
微かな言葉にならない声もすくいとる。
そして認めるだけ。
「ほかには? もうない?」と問いかけてみる。
そんな自分と一緒に居る時間を大切にしてみませんか。


すると、隣に居る人の声もはっきりと聴こえてくるのでは?
必要を感じたら手を差し伸べることが出来るかも知れない。
相手の自立を奪うことなく、役立つことが出来るかも知れない。
しかも、タイムリーに。


誰かの役に立った時、人は一番輝くのでは?


ホスピタリティマインドは、見知らぬ人をも受け入れて、
惜しみなく親切にもてなす気持ち。その意志の態度です。


見知らぬ人を受け入れて惜しみなく親切にもてなすことができるかどうか、と言うことではなく、
必要と感じたら、ささやかでもそれをやってみようとする意志を自分が持っているかどうか?
それがその人の態度に現れ、
ホスピタリテイマインドを感じさせるのではないかと。


ホスピタリティマインドを実践することで、
他人に対するふるまいや適応性に違いをつくり、
人の役に立つ喜びから、勇気や自信が湧いてきます。
そして、自主的に「甲斐」ある人生を歩むことが出来ると考えます。


何より、にこやかであることで穏やかな呼吸をつくり、
快感ホルモンであるドーパミンを分泌させ健全なる身体づくりに繋がるのでは?
そんな元気な人が社会を支える。
子どもも健全に育つ。
単純にそう思うのです。


Practice Hospitality !
ホスピタリティを習慣に!
日常遣いに!
普段着のホスピタリティが広がるように、
今年も活動して参ります。





posted by kobe-hospitality at 19:08| Comment(0) | 日記

2013年12月09日

人への思いがアイコンタクトに表れてくる

散歩をすると枯れ葉がサクサク音を立てる季節を迎えました。
皆さまお変わりありませんか?


今年は、年明けから駆け抜けてきたような一年でした。
神戸ホスピタリティマインド倶楽部の活動も、
お蔭さまで4年目の今年は、
特に10月頃まで、めまぐるしく活発に活動して参りました。


今年の特徴は、
若い人たちへ、「ホスピタリティ」を語らせて頂く機会が増えたことです。
中でも、地元である兵庫県内の中学校でマナー講習を開いたことが印象的でした。


「トライやるウィーク(中学生の就業体験)」の直前に、
マナーについて指導をしてほしいとのご要望があり、
体育館で340名の中学2年生を対象に、
実技を交えながらマナー講習をさせて頂きました。


何しろ、一挙に大勢の中学生にマナーを指導するのは初めての事でした。
始まる前は、静かに聴いてくれるだろうかと少し不安でしたが、
始まってみると、そんな心配は全く不要で、終始、真剣に参画してくれました。


彼らにとっても、マナー講習は初めてで、
日頃学校で学ばない分野なので、興味が湧いたのかもしれません。
感想文を読むと、中学生の感受性の素晴らしさに驚きでした。
中学生に一番伝えたかったことが、しっかり伝わっていると確認でき、
大変嬉しく思いました。


「人と目を合わせるのは、互いの存在を認めることで、
生きている命を大切に扱うことの表れです。
死んだ人とは、絶対に目と目を合わすことができない。
目が合うことは、お互いに生きている証拠。
だから、大切にしようね。」
この言葉が、多くの中学生の心にストンと落ちたようです。


これは、百貨店で販売員育成を担当していた時、
若い人たちに、目を合わすことが苦手な人が多いことと、
どうすればそれが改善できるか?
真剣に考えた時、ついに思いついたことなのです。


命を大切に扱うことは「ホスピタリティマインド」の真髄で、
多くの人の心に響きやすいと感じます。
それが、多感な中学生の心にも響いたことは、本当に嬉しいことです。


昨年から、特別非常勤として関わっている高校からも、
「ホスピタリティマインド」の授業を取り入れて、
生徒の一番の変化は、
「人と話をする時、アイコンタクトをとって話をするようになった。」
ということをお聴きして、甲斐を感じることができました。


年齢に関わらず、命を大切に扱おうとする自らの気持ちが、
自然とアイコンタクトに表れてくる。


それが恥じらいながらのアイコンタクトであっても、
相手には、大切にされている気もちが確実に伝わる。
そこには、相手との友好なコミュニケーションが、当たり前のように生まれてくる。


そんな体験の場を意図的に創作することで、
アイコンタクトが苦手であった人も、確実に変化するのだと思っています。


アイコンタクト一つで、瞬時に「おもてなしの気持ち」が伝わってくる。
そんなコミュニケーションの質を、今後もお伝えして参ります。


「おもてなし」が今年の流行語大賞に選ばれ、嬉しい限りです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、
言葉だけでなく、
日常の中で、人をもてなす精神・ホスピタリティマインドが広がることを、
心から願っています。


posted by kobe-hospitality at 16:21| Comment(0) | 日記

2013年01月31日

原風景とホスピタリティマインド

2013年の幕が明け、早くも一ヶ月が経過しました!
皆さま、いかがお過ごしですか?
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


昨年の大晦日に、テレビで初めて「ジルベスターコンサート」を見ました。
午前零時に曲が終わるように、オーケストラが演奏するコンサートです。
指揮は藤岡幸夫さん、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、
曲目はエルガ―行進曲「威風堂々」でした。
見事なカウントダウンで、午前零時ジャストに終了!
感動の年越しでした。

紙吹雪が舞う画面から、
素晴らしい指揮者、演奏者、見守る観客の、
感動と熱気がストレートに伝わってきました。
華やかで本当に美しかったです。

お蔭さまで、幸先の良いギフトを頂いたような気持ちで新年を迎えることができました。
素晴らしい瞬間を創作してくださった、指揮者の藤岡幸夫さん、
東フィルの皆さん、ありがとうございました。


皆さまは、2013年、どのようにスタートされましたか?

私は、今年を「学び」の年にしたいと考えています。
二月末がくると、神戸ホスピタリティマインド倶楽部を創立して丸三年となります。
多くの方々のお力添えを頂いて、ここまでこられたことに感謝です。

「ホスピタリティマインド」を伝える一人として、
初心に返り、語り部としての学びに、励んで参ります。
そのような気持ちで新しい年を迎えております。


新年早々に、揖保郡の保育園で、
「ホスピタリティマインド研修」をさせていただきました。
受講して下さった保育士さんたち、笑顔が素敵で、後ろ姿が凛とされていました。
保育の現場で「ホスピタリティマインド」を活かしてくださること、
大変嬉しく心強く思いました。

保育園の広い園庭には、どっしりと根をはった3本の「くすのき」がありました。
枝には小鳥たちが翼をやすめ、冬の夕日に輝いた葉が、風に揺れていました。

その何気ない光景を見ていると、
人としてゆるぎない基礎を育むに最適の環境であることと、
この風景は、ここで学び育つ子どもたちの「原風景」になっていくであろうと感じました。

大人になって、原風景は、懐かしくこころのよりどころとなるもの。
懐かしさの中に、だれもが心地よく感じることができるもの。

だれの心にもある「ホスピタリティマインド」も、原風景と同じ「質」があるように感じます。


posted by kobe-hospitality at 16:42| Comment(0) | 日記

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